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夕凪の書留所

ただのヌルゲーマーの日記帳です

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蒸機公演のユカに思いを寄せて
忘れっぽい性格なので忘れないうちに思ったことを書き綴ろうと思います。

さて、もう何度も話したことかもしれませんが蒸機公演お疲れ様でした。念の為分からない人に説明するとこれは簡単に言えばソシャゲのストーリーつきのイベントになります。
このどこでもありそうなイベントがどうしたのかというと、結論から言うとTwitterの日本トレンドに出てくるほどの大盛況を生み出すことになりました。
そう、日本のトレンドです。あの古い時代のポチポチゲーであるモバマスが、イベント名で日本のトレンドになったのです。←ここ重要
どのくらい凄いのか分からない人はサッカーやら野球やらで大ベテランの選手が何か凄いことをやってのけた程度に考えてもらえればいいと思います。

自分も中野有香Pとして軽くR+を引く程度でやっておこうって感覚で始めたのがあっという間にのめり込むことになりました。そりゃもう更新の直前はドキドキしてましたしラストシーンでは思わず涙ぐんでしまいましたよ。
そんな熱狂と感動を届けてくれた今回の蒸機公演を有香Pとしてユカにフォーカスを当てて振り返っておこうかなと思います。

あ、そもそも蒸機公演見てないよって人はこんなところにいないでモバマスつけてストーリー見てきてくださいね。
スターエンブレム10個あれば問題ないので。



まず、あらすじを読んだ時点では有香がでることに対しては懐疑的でした。
というのも



これを見て洋子と泰葉がくるのは想像がついたのですがこんな感じで2度もメインはそうないんじゃないのって考えでした。
まあ鋼の拳なんて言われても有香以外にも武術に長けてるアイドルはいますしね。
まあ始まってみれば↓の通りだったわけですが…うーんこのドM
とまあこんな感じで今までの有香にはなかった役を貰ったなー的な感覚であとはコメディチックで楽しめたらいいな的な感覚でした

が、とあるものを見てちょっと違うな?と思うこともありました。
というのもラウンド1の時点で有香のR+を引いていて親愛度も上げきっていたんですね。
そんな中で出てきたこのセリフ



ここで「おっ」と思うところがありました。一見冷血としか思えないキャラにある温もり、これはなんぞや?と。
きっとユカにも見せ場があるんだろうなという思いを抱くようになりました。

実際ラウンド2、ラウンド3と追って行くにつれて話が深くなっていきましたし、ヨーコ・ヤスハ・ナオそれぞれのパーソナルな部分にも触れていくんだろうな感じがしてこんなことも呟いていました。
そしてラウンド6のこのシーン。


あ、これ中野有香にやらせます?っていう…
基本受け身がちで、でも張るべきところでは前に出る彼女にこれかあ…と
まあこれは自分が感じている中野有香という少女に対する人間像でもあるんですけど、まさか解釈の一致を起こすことになるとは思わなかったです。
Twitterで二次創作として連載されているモバマスのバトルロワイアル物もこれに近かったなーと。彼女は人の為に身体を張ることはできても人に手は震えないのだ…

ラウンド7といえばこれでしょう。



元々スチーム=テとの繋がりを予測する考察は沢山ありましたが、まさかスチーム=テからの発展を、しかもそれを劇中で強力な力を失った中野有香がやるという凄さ。

さらにmasterのやりとりがこれこれ、当時は劇中のやりとりとしてくるものがありましたが後になって見返してみると中野有香から空手をとったらどうなるかというIFでもあると思うんです。
というよりはユカそのものが「アイドルの道に入らなかった」世界の中野有香ではないのかなと。
何故か?というのも彼女がアイドルになる前は空手一本だったことはご存知な人も多いと思うのですが肝心のきっかけってふわっとしてるんですよね。
(自分の知る範囲で調べたのですがもし読み取れるシーンがある場合は教えて頂けると幸いです。)
ぷちデレラでのこのセリフくらいでしょうか。このセリフ、実は今の今まで拾えてなかったところがあって(もうぷちのセリフは全部拾ったと思っていました)私がずっと疑問に思っていた「中野有香にとっての空手って何だ?」にも繋がる部分だと思ってるんです。
ここは完全に推測になるのですが果たして両親が(恐らくは)引っ込み思案なところがあった彼女に強くなってほしいとの思いがあったのかなと。
実際こんな感じの考察をしたこともありました。そして彼女自身は空手に明け暮れながらも密かに「カワイイ」に対しての憧れを持ち続けていたんですよね。
今となっては空手からくる「カッコいい」と彼女が目指す「カワイイ」の両方を混ぜこめるようになっていますが、じゃあその憧れに踏み込める道がなかったらどうなっていたのか?
それが今回の蒸機公演で見せた「ユカ」でもあったのかなと思うワケです。実際ここでのユカは武術を用いて人々を厳しく統治するキャラクターになっていますしね。

メインを張った泰葉、洋子、奈緒のPさん達を始めとした色んな人の考察と自分の考えを咀嚼して思ったことはこの公演は「アイドル達にどこか似ている、でもそこから彼女達に光をもたらすはずの夢や希望を引き抜いた」世界観だったのかなと思ってます。
スチームパンクでサイバーパンクでもあるし、強いディストピア観を感じたのも実はそこにあるんじゃないかって。実際この公演に出てくるユニットや各カードのセリフの中にもそういったものは感じ取れますし。
けど、そこで終わりじゃないのがこの公演で、最終的にメインキャストの4人には別のキャラクターから光を見出し、救われることができたとも思っています。
ユカに対しては先ほどのmaster戦の他にこのアプローチがあります。



ヨーコ達に倒されて、その後のラウンド8クリア後~EDの間の時間軸で行われたと思われるこのやりとり。自分が統治できなかった世界を進む人達のことを信じられないユカに対するナオの言葉。
ユカのやってきたことも決して間違っていなかったし思いは一緒であることを意識させてるんですよね。ここで漸くユカは救われたのかなと、そう思います。

そこでもう一度このセリフを見て欲しいんです。


今回の公演で泰葉がヤスハに自分を重ねていたように、もし有香がユカに対する思いを重ねていたとしたら。
あったかもしれない平行世界の自分に向き合うのって本当に勇気のいることだと思うんです。
そのキャラクターを知り、演じきったこと。きっとそれは中野有香にとってSR・SSRに抜擢されること以上に大きな実りになったのかなと、そう思います。

最後に、蒸機公演クロックワークメモリーに中野有香が選ばれ演じきったことを担当Pとして誇りに思います。もう思いっきり頭を撫でてあげたいです。というか撫でた。
運営にラブレターも送りましたし一プレイヤーとして素晴らしいストーリーを見せてくれてありがとうの気持ちでいっぱいです。
メディアミックスがくるといいな、なんてことを思いつつこの記事の〆とさせていただきます。
蒸機公演合同も買いに行くぞ!
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コメント

1. 無題

有香Pとしての考察拝見しました。
アクション担当としての中野ちゃん抜粋、と単純に考えていましたが、己を抑制する性格があったからこその管理者役だったのですね。
当方は泰葉Pですので、他担当の目線はとても新鮮でした。無駄のないキャスティング素晴らしい…
お互いにそれぞれのPとして蒸機公演の新たな展開を祈りましょう!ありがとうございました。

2. 無題

記事しっかりと見させていただきました
ユカと有香の関係について自分自身のある程度の知見とtwitterで流れてきたものを見てこういうのかなとは考えていましたが、
こんなに、有香の根幹にも関わる形で演じていたんですね……
担当としての知見に敬意を表します
蒸機公演の新たな展開も共に祈らせていただきます
合同は……頑張ります!
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